ものづくり補助事業展示商談会「中小企業 新ものづくり・新サービス展」で注目の出展者として取り上げて頂き、以下の内容でApartment Japanサービスについてご紹介いただきました。


募集~電子契約をWEB上で全自動対応する
外国人向け賃貸ポータルサイト「Apartment Japan」

DID-GLOBAL株式会社
近藤暁子 / 高萩喜明

引用サイト:ものづくり補助事業展示商談会 「中小企業 新ものづくり・新サービス展 2023」
(WEB開催期間:2023年9月下旬~2024年2月29日)
https://www.shin-monodukuri-shin-service.jp/company/feature04/

外国人が日本の賃貸住宅を契約できるシステム

サービス概要

─補助事業の成果である製品・サービス・技術等について教えてください。

外国人向け賃貸住宅ポータルサイト「Apartment Japan」を開発しました。

一般的に、賃貸住宅を借りる場合、不動産会社の店舗に行き、物件を内覧して、とアナログな方法を取るものです。しかし、「Apartment Japan」だと、WEB上で賃貸物件の募集に対し、見積提示→申込み・必要書類取得→審査→契約締結→決済→月額家賃請求(家賃保証付)がワンストップで、全自動でおこなえます。

外国人はホテルの部屋を予約するように、簡単に賃貸住宅を借りることができます。それを世界中の方々に対して可能にしました。しかも、アメリカに住んでいる人はアメリカで、日本との時差を考えることなく、自分で操作をすると完了します。

物件掲載者は募集後、契約書に電子署名をし、入居の手配をするのみ。時差を気にしながらの顧客対応や、難しい外国人の名前の契約書作成など、煩雑な作業は一切不要となります。

また、新しい機能として、外国人向け賃貸の最大の課題である保証人も、上場企業関連会社の家賃保証サービスが自動的に付与されるようになり、賃貸中も安心が担保されます。そのことで不動産業者の新たな外国人賃貸への参入を後押しできると考えています。ものづくり補助金はシステムの開発に活用しました。

─それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

弊社は2012年に、外国人向けに家具・家電を設置した賃貸物件を提供するという趣旨で設立されました。

当初はeメールで外国人のお客様とやり取りをするというアナログな方法で対応していました。それでは時差の関係でレスが遅くなります。お客様のストレスが溜まり、営業マンの疲労度も高くなる。このアナログな方式から脱却してDX化しなければならないと考え、「Apartment Japan」を開発することにしました。

どう役に立つかと言うと、まず、日本で賃貸住宅を探している外国人の役に立ちます。また、今、日本では空き家問題があります。そのような空き家を賃貸物件として活用することができます。

弊社は2019 年に神戸市から選定され、神戸市で「Apartment Japan」を利用していただいています。神戸市では人口減少に役立てたいという意図がありました。外国からの留学生を誘致する場合、「Apartment Japan」で外国人留学生に母国にいながら部屋を選んでもらっています。

─競合と比べて優位性は何でしょうか?

外国人に賃貸物件を提供している不動産会社は多くあります。ポータルサイトもありますが、弊社のような一気通貫できるシステムにはなっていません。また、お客様とのコミュニケーションもeメールを使ったアナログ。LINEを活用しオンラインでサポートをしていますが、お客様にも営業マンにも負担がかかる。契約も日本に来てからでないと出来ないという従来の方式です。

その意味では、「Apartment Japan」に対する競合はない状態です。そのうち、追随して来るところが現れるかもしれませんが、「Apartment Japan」は開発に5~6年かけています。蓄積されたノウハウも優位性だと考えています。

家主様や管理会社様、空き家、空き室で困っている方とマッチングしたい

サービス・機能一覧

─どのような使用シーンをお考えですか?

日本人も含む、世界各国の人達が利用することができます。お客様には学生様から引退されたご老人の方もいます。例えば、直近では、フィンランドのお客様が、家を改装するから、3か月程日本に住みたいので賃貸住宅を借りたいというのがありました。この人はリピーターで日本が大好きな方です。一般的には1年以上の長期で契約される方が多いですが、トライアルで3か月だけ契約をされて、日本で仕事が見つかったら1年以上借りるというケースが大半です。3か月なのは、ビザの期限が90日だからです。3か月の間に日本全国を見て廻ってエンジョイされる方もいます。

外国から日本に来る留学生の方や、日本の企業に勤められる外国の方、日本にある外資系企業の方もいます。今なら日本万国博覧会関係の方も。

アイスマイルビジネス概要図

─どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

大家さんのなかには、外国人は怖い、トラブルがありそう、という懸念を抱かれる方は多いものです。特に心配されることは家賃の滞納です。しかし、弊社のサービスは上場企業関連会社の家賃保証サービスが自動的に付与されるので、安心していただけます。

そもそも、外国人にお部屋を貸していただくお手伝いができれば、というのが「Apartment Japan」のコンセプトです。家主さんにビジネスチャンスを広げていただきたいと考えています。

─どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

家主様や管理会社様、空き家、空き室で困っている方とマッチングしたいと考えています。また、地方には人口減少が著しい自治体様もあります。しかし、地方に行けば行くほど、外国人対応ができていないところが多くあります。「Apartment Japan」を利用されるお客様には駆けつけサービスや、3者間通話、翻訳通話などのサービスを付けさせていただくことも可能です。多くの自治体様とタイアップして、少しでも人々を集めて街を活性化するお手伝いができればと思います。

─今後の展望を教えてください。

「Apartment Japan」を利用していただける管理会社様、家主様を募って、「Apartment Japan」をもっと大きなサイトにして行きたいと考えています。また、外国人向けの申し込み、物件掲載は日本語と英語の両方で表示されていますが、契約システムは英語だけの表示です。今まで外国人専用として考えていたのですが、他社の日本人向けのサービスに、「Apartment Japan」が展開しているサービスはないことから、今後は日本人にも利用していただけるようにしたいと考えています。

外国人に快適な住環境を提供したかった

会社作業

─御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

弊社は大阪、神戸地域にて約10年に渡り、外国人向け賃貸マンションを数多く提供してきました。特に外国人に焦点を当て、通常は外国人には提供されない日本の不動産会社が管理する販売および賃貸物件へのアクセスを提供するという点で、特異性のあるサービスを提供しています。

そうした事業に取り組みながら「Apartment Japan」の開発を進めて来ました。2022年4月から「Apartment Japan」の申し込みシステムの普及を図る予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響でストップしていました。ようやくコロナが本格的に明けたので、ここから加速したいと考えています。

近藤暁子様

─どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

2012年に弊社が設立された当時、外国人が住む家の環境はあまり良くありませんでした。日本人は床に座ってちゃぶ台でご飯を食べることもありますが、欧米の人にそのような文化はありません。それほど高級な物件を提供できなくとも、安価で、古い建物でも設備がしっかりしていて、テーブルがあってベッドで寝られる部屋を提供したいと思っていました。

日本で働くメリットはないとよく言われていて、日本より韓国の方が給料はいいという話も聞きます。しかし、コロナのために日本に行きたいけれど、行けなかったという人も多くいます。コロナが明けると凄い数のお問い合わせをいただいています。それは今も続いているので、日本にはまだまだポテンシャルはあると考えています。

出展情報

Data

出展物の業種
情報・通信
補助事業実施年度
平成29年度
補助事業計画名
ITを利用した外国人向け賃貸物件検索・予約受付システムの構築